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勝率とリスクリワード:あなたが利益を出せるかを決める数学

「トレードの70%は勝っている」。自慢のように聞こえます。しかしこの言葉は、着実に破産へ向かうトレーダーの描写でもあり得ます。一方で、3回に1回やっと勝つ程度の人が、何年も口座を複利で増やし続けることがあります。両者を分ける数字は勝率でもリスクリワードでもありません。ふたつの積です。そしてそれは、個人トレードの世界で最も誤解されている算数なのです。

期待値:意味のある唯一のスコア

すべての戦略は、ひとつの数字に煮詰まります。1トレードあたり平均していくら稼ぐか、失うか。期待値と呼ばれるものです。

期待値 =(勝率 × 平均利益)−(敗率 × 平均損失)

勝率70%、平均利益50ドル、平均損失150ドルなら、(0.70 × 50) − (0.30 × 150) = 35 − 45 = 1トレードあたり−10ドル。7割が勝ちトレードなのに、下り坂は確定しています。これこそ「利益は素早く確定し、損失は走らせる」が生み出すものであり、感覚でトレードした自然な結果です。早めの利確は心地よく、負けトレードを閉じるのは敗北のように感じる。こうして平均損失は、静かに平均利益を追い越していきます。

逆にしてみましょう。勝率35%、平均利益300ドル、平均損失100ドルなら、(0.35 × 300) − (0.65 × 100) = 105 − 65 = 1トレードあたり+40ドル。勝ち1回につき負けは2回。それでも口座は育ちます。

暗記する価値のある損益分岐点の表

どんなリスクリワード比にも、それを下回ると資金を失う勝率が存在します。公式は、損益分岐点の勝率 = 1 ÷ (1 + R)。Rはリワードとリスクの比率です。1:1なら50%超が必要。2:1なら33%超。3:1なら25%超。そして0.5:1、つまり50ドルを稼ぐために100ドルをリスクにする比率(多くの初心者が気づかずにこうトレードしています)では、手数料を払う前の段階で、現状維持のためだけに3回中2回以上勝たなければなりません。

どちらの極端も「正解」ではありません。スキャルパーが控えめなRで高い勝率を運用するのは正当ですし、トレンドフォロワーが大きなRで低い勝率を運用するのも正当です。正当でないのはただひとつ、自分自身の損益分岐線の下に座り込んでいる組み合わせです。そして測定しなければ、感覚のトレードはまさにそこへ流されていきがちです。

あなたの直感がこの計算をできない理由

ふたつのバイアスが、トレーダーを負けの象限へ押し込みます。損失回避は、負けトレードを閉じることを損失そのものより痛くします。だから負けトレードは、計画の2倍のサイズになるまで「あと1本だけ」をもらい続けます。そして「正しくありたい」という欲求は、高い勝率を実力のように見せます。だからスコアボードを守るために、利益は早々ともぎ取られます。結果は、個人トレーダーの古典的な署名です。多くの小さな利益、少数の大きな損失、マイナスの期待値。ほとんどの日は成功しているように感じられ、ほとんどの月は資金を失う戦略です。

もうひとつ罠があります。期待値はサンプルの上でしか信頼できません。20トレードはほとんど何も語りません。100トレードで、ようやく意味を持ち始めます。先週の5トレードでシステムを評価するのは、スプレッドシートを使った占星術です。

今夜、自分の本当の数字を見つけよう

これを直すのに新しい指標は要りません。必要なのは、自分の履歴から取り出す4つの数字です。勝率、平均利益、平均損失、トレード数。これを期待値の式に掛け合わせます。マイナスなら、引くべきレバーはもう正確にわかっています。負けが勝ちに対して大きすぎるのか(ストップの規律と決済ルールを直す)、それとも勝率が本当にRの要求を下回っているのか(セットアップの選別を直す)。

これこそ、Indikoraの日誌が自動化している会計です。取り込まれたトレードから期待値、勝率、平均利益と平均損失を計算し、セットアップ、セッション、銘柄で切り分け、あなたのトレードのどの部分がマイナス記号を背負っているかを示します。シミュレーターなら、実際のお金が実験代を払う前に、同じ数学に対して変更を仮想資金で試せます。

どんな比率も勝率も利益を保証しませんし、この記事も何も約束しません。これは教育であり、投資助言ではありません。しかしトレードでひとつだけ公式を学ぶなら、期待値にしてください。それは「利益が出ている気がする」と「利益が出ている」の違いであり、付箋1枚に収まります。

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